看護師求人市場
看護師就業者数
1施設あたりの
平均看護師就業者数
施設数
1施設あたりの
平均病床数
1施設あたりの
平均病床数と
平均看護師就業人口
病床数あたりの
平均看護職員数
病床数100床以上の
1施設平均看護職員数
病床数
(参照:日本看護協会看護統計資料室)
上記の統計数値から検証してみると、1995年から2006年の間に、看護師就業者数は約29%増加しているが、
施設数及び病床数とも減少している。また、病床数あたりの看護職員も減少している。
反面1施設あたりの看護師就業者数や病床数100床以上の1施設平均看護職員数は増加している。
看護師就業者は年間約1万4,803人増加しているが、施設数と病床数が減少し、
病床数100床以上の1施設平均看護職員数が増加していることは、100床以上の病院に看護師就業者が増加し、
中小零細病院等の看護師就業者の減少を意味し、それに伴う縮小または廃業によるものと推測される。
さらに、医療法改正により7:1原則や入院期間により診療報酬の補助金が異なります。
これは、患者7人に対して1人看護師を配置しなければなりません。
また政府は補助金を軽減するため病院に対し、入院期間の短縮を促しています。
前者は病院にとって人件費が増加し、後者は収入が減収することを意味します。
しかしながら、大病院にとっては資本にも余裕があり、新たな医療サービスの提供や老人療養施設などの
運営を手掛けることもでき、看護師を増加させたい意向があります。
よって、医療法改正は大病院に有利な政策です。
今後、介護施設や保育園などでの看護師ニーズは増加しますが、
国の政策から、町の病院・クリニックの看護師募集の減少傾向は当分続くと推測されます。
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