保育園での看護師のお仕事

保育園での看護師の仕事

保育園での看護師の仕事は保育士と同じように、子供と関わることから始まります。
たとえば、保育士のような仕事をしながら、年長児なら年間を通しての保育指導、年少児なら日々の健康状態の観察、乳幼児ならば検温などが主な仕事です。
小児看護、特に病気や皮膚疾患についての知識が必要になってきます。保育士さんと一緒になって工作や遊びにも参加して、子供のことを分かろうとする姿勢が必要です。

保育園は看護師の導入が間もない施設が多いため、マニュアルを持っている所が多くありません。そのため、看護師は自分で仕事を創造しなければなりません。

ある看護師は市から毎月配布される保健用雑誌を保健指導の参考にするそうです。園児だけではなく、職員の健康状態や周囲で流行している感染症が無いか等も常時把握することが大切です。

医療処置については、医療機関ではないので潜在的な薬アレルギー等で何かあった場合や、大きな事故に繋がる可能性がある場合に、保護者に対し保育園側の責任が取れません。
そのため、虫さされ用の塗り薬やマキロン、イソジンやリバノール等の市販されている薬で応急措置する場合がありますが、基本的には薬や注射は使用しません。転倒の場合は流水処置やカットバン、目にごみが入ったなら目を洗う、打ち身があったら冷やす等、基本的な処置をします。
ただ看護師は、園児が重大な病気に至る可能性、あるいは病院に護送するか否かの判断が必要となる場合があります。

保育園での看護師の仕事は知識・経験を活かして仕事をしますが、基本的な業務では『医療行為は医療機関でする』ことを心掛けているようです。それ以外のバイタルチェック(血圧・体温測定)で日ごろの園児の健康状態を観察しながら、園児の健康を守ることを第1の業務としています。
またそこで働く職員の健康指導や、保護者に対し園児の健康アドバイスもします。
でも、大半の仕事は、保育園全体の健康維持管理の仕事をしながら、保育士のような仕事も任されているようです。

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